当院について

災害拠点病院

当院は千葉県より災害拠点病院に指定されています。

災害拠点病院とは

災害時に多数発生することが想定される傷病者に対する救急医療体制を確保するために県から指定を受けた、特別な役割を持つ病院のことを指します。災害時に地域住民の命を守る重要な拠点として整備されており、地域の防災計画や災害対応策において欠かせない存在です。

災害拠点病院の機能

  1. 大規模な災害が発生した際に、多くの負傷者や被災者の受け入れ・治療を担当します。そのために、適切な設備・医療機器・医師・看護師などの人員を備える。
  2. 重症傷病者の受け入れ拠点になる。また、ヘリコプターによる傷病者、医療物資等のピストン輸送を行える機能がある。
  3. 災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制がある。
  4. 地域の第二次救急医療機関とともに定期的な訓練を実施し、災害時に地域の医療機関への支援を行う体制を整えている。

災害派遣医療チーム(DMAT)

災害派遣医療チーム(DMAT)は、災害の発生後概ね48時間以内に活動を開始できる機動性を持った医療チームで、厚生労働省が認めた専門的な研修を受講することで認定されます。当院では医師、看護師など計10名が日本DMATの隊員資格を持ち、さらにCLDMAT(活動範囲を千葉県内に限定したDMAT)隊員資格保有者も4名在籍しています。(2023年8月現在)
2024年には令和6年能登半島地震にあたり出動したほか、行政が定期的に開催する大規模災害訓練に参加しています。

災害時の医療体制について(患者様へのお願い)

当院は災害拠点病院として、大規模災害発生時には緊急受入れ体制をとります。緊急受け入れ態勢下では一般外来の停止、検査や手術の延期、入院中の患者様に対しては院内での病室の移動やご自宅への早期退院の勧奨などが発生する場合があります。
当院が受け持っている地域への責任を果たすため、大規模災害が発生した際にはご理解とご協力をお願いいたします。