Guardant Reveal(ガーダントリビール)
目次
「Guardant Reveal」は体内にがん細胞が存在する場合にのみ血液中に流れ出るctDNA(腫瘍由来の循環DNA)を検出する検査です。
「Guardant Reveal」にてctDNAが検出された場合は再発リスクが高い可能性があると推定ができるため、より適切な治療選択のための参考となります。
「Guardant Reveal」は血液を検体とするリキッドバイオプシー検査ですので、患者さまの負担は採血のみと低侵襲です。
検査対象
大腸がん切除手術後の患者様
検査の時期、手法
術後もしくは術後化学療法後4週目以降に、採血により検体を採取します
恩恵を受けられる可能性のある方
大腸がんで切除手術を受けられた方
検出結果より想定されるパターン
術後補助化学療法に関して
ステージ2(再発リスクが高い)、 ステージ3 | ctDNA検出(+) | 強力な補助化学療法をおすすめする場合があります |
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ctDNA不検出(-) | 通常の補助化学療法をおすすめします |
術後に再発の有無を確認するための定期検査間隔に関して
ctDNA検出(+) | 定期検査の間隔が通常よりも短くなる場合があります |
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ctDNA不検出(-) | 定期検査の間隔は通常通りで変更されません |
費用について
Guardant Revealは自由診療で行われます。
初回:316,500円(税込)
2回目以降:271,000円(税込)
留意点
- Guardant Revealは自由診療(全額自己負担)で行われます。
- 検体の品質や量によっては解析が不成功に終わる可能性があります(約1.3%)その場合はあらためて採血のうえで解析をする(追加料金なし)、または返金となります。
- 治療はガイドラインに準じて行われます。検査によりctDNAが検出された場合でも、ステージ1および再発リスクが低いと判断されたステージ2の患者様に対する術後補助化学療法はガイドラインにて適応外となるため行えません。