症例 |
68歳、男性 Seinsheimer & Bergman分類 Kyle typeIII |
術前レントゲン・3DCT |
*大腿骨転子下粉砕骨折
- せん断力、内側に圧迫力、外側に伸張力
- 不安定性:medial supportの損傷
- 強い応力に耐えられる内固定材:近位スクリュー挿入部に応力集中
- PFNA(近位16.5㎜、遠位10㎜、長さ300㎜)使用
- 大転子骨折・転子下骨折第3骨片:Buttress plating(Synthes olecranon plate)/wiring
- 近位骨片を髄外・髄外に整復、内側骨性コンタクト
- 大転子部固定:oleclanon plateを髄内釘挿入皮切部から挿入、バットレスプレートとして大腿骨外側部にあてがいワイヤー締結
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ポイント |
- 不安定性:medial supportの損傷
- 強い応力に耐えられる内固定材(髄内釘:近位16.5 mm、遠位10 mm、長さ300mm)
- lateral wall損傷:Buttress plating(Synthes olecranon plate)/wiring
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術直後レントゲン |
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術中・後経過 |
- 手術時間:2時間20分
- 出血量:450ml
- 術後2日可動域訓練、3日車いす
- 術後3週1/3荷重、6週全荷重
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術後12週レントゲン:全荷重歩行 |
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ポイント |
*大腿骨転子下骨折(Seinsheimer&Bergman分類 Kyle typeIII)
- 転子下逆斜骨折
- 強い応力に耐えられる内固定材
- SFN:大転子部の固定が出来ない
- PFNA(近位16.5㎜、遠位10㎜、長さ300㎜)使用
- 大転子骨折:Buttress plating(Synthes社製olecranon plate)/wiring
- 問題点:ワイヤリングによる血流障害
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