くも膜下出血の治療
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くも膜下出血です。この病気は死亡率が高く、重篤な後遺症の残す恐ろしい病気です。いったん出血してしまった場合、まずなんとしても再出血を防止する方策をとることが先決となります。治療としてはカテーテルによる脳動脈瘤coil塞栓術(図2)と顕微鏡下に行う脳動脈瘤クリッピング(図3)という手術があります。カテーテル治療は低侵襲です。しかし、脳内に血腫があれば手術をしてこれをとってあげた方が患者さんには絶対に有利です。我々は患者さんを救命するにはどちらが確実で有利、危険性が少ないかを検討し治療方針を決定しています。当科の昨年の治療実績を見ていただければ、両者の治療数に極端な偏りがないことがわかります。