専門医療センター

踵骨関節内骨折

踵骨関節内骨折(術者:黒住准教授、記:増井)

症例 57歳、男性
踵骨関節内骨折
レントゲン・3DCT

治療計画
  • 3DCTにて骨折状態を確認し、整復方法、スクリュー刺入方向を緻密に計画
  • 軟部組織の愛護的な処理
  • 後/中距踵関節をイメージで確認しながら整復し、ガイドピンで仮固定
  • ガイドピンは載距突起に集める
  • 膨隆した外側壁の整復
皮切


足根洞から中距踵関節を確認しながら3.0㎜KWを踵骨体部に挿入し、踵骨の内反・近位への転位を整復した後、関節面を整復し、後距踵関節面を持つ骨片より載距突起にガイドピンを打つ。さらに膨隆した外側壁を押し込む。
術中イメージ

関節面の整復状態を直視・イメージ下に確認しながらスクリューを挿入する。
術後レントゲン
術中・後経過
  • 出血量:少量
  • 手術時間:1時間30分
  • 6週から、15㎏/wで荷重開始し、1週毎にup。現在、全荷重歩行中