専門医療センター

頸動脈センターについて

三角和雄病院長の頸動脈ステント留置術(CAS)累積症例数が1,000件を突破(2021年3月)
本件数は世界でも有数の症例数です。

頸動脈は脳につながる大切な血管です。動脈硬化が進行し頸動脈が詰まってしまうと、脳に血液が流れなくなり、脳梗塞など重篤な病気になる危険性があります。

当院では、このような頸動脈の狭窄に対し、頸動脈ステント留置術を施行しています。当院院長 三角和雄は、頸動脈ステント留置術が08年4月に保険診療として承認されて以来、第一号の指導医として認定されました。現在も着実に症例数を重ねております。

頸動脈ステント留置術のイメージ

頸動脈狭窄の検査

  1. 頸動脈超音波検査で十分です。
    脳梗塞にかかったことのある人で狭窄率50%以上の場合、ない人で狭窄率80%以上の場合は治療が必要です。
  2. 精密検査では、カテーテルによる血管造影が必要です。
  3. 同時に、心臓の冠動脈、足の動脈の検査も必ず行います。

頸動脈に狭窄が見つかった場合の治療方法

頸動脈に重症の動脈硬化による狭窄(狭くなること)がある場合、放置すると1割の人が1年以内に脳梗塞になっていくと言われています。頸動脈に狭窄が見つかった場合、脳梗塞の発症・再発を予防するための治療を受けることをお奨めいたします。

治療方法としては、従来からある薬物治療、内膜除去手術の他に、頸動脈ステント術が挙げられます。薬物治療は脳梗塞の再発率が高い、内膜除去手術は他の動脈硬化による病気を持っている場合危険性が高い、などのリスクがありますが、頸動脈ステント術は危険性が低く、効果が内膜除去手術と同程度あることから、当院では積極的に施術しています。