救急救命士
当院は救急救命士を7年前から採用を始め、昨年より「救急救命士」としての職位が制定されました。現在は新入職者を含めて11名で対応しています。
2021年10月の法改正により救急救命士は外来患者に対し33項目の処置が可能となり、病院内での活動範囲が飛躍的に増加しました。当院でも主に救急外来で医師や看護師のサポートを行う戦力とし積極的に参入しています。
転院搬送の際には自救急の運転や同乗も行っています。
運転に関する独自研修のプログラムがあるので、しっかりと練習してから運転することが出来ます。
当院は救急車を2台所有しており、消防機関に依頼するのではなく転院搬送を当院の救急車(自救急)での運用を目標にしています。しかし、昨年より救急救命士の人数が増え、救命士だけでの自救急運用率も増加しています。
当院での救急救命士業務
※赤文字は体制構築中
- 救急外来における特定医療行為を除く包括的な指示業務
- 救急外来における特定医療行為
- ホットライン対応
- 救急外来における物品補充
- 救急外来における処置の介助
- 検査出し
- 救急車内の物品補充・
- 救急車の日常点検
- 院内等の急変対応
- 転院搬送時の救急車運転
- 転院搬送時の運転の介助(同乗)
- BLS講習協力
- DMAT活動
- 救急隊との連携(勉強会の開催・研修受け入れ・救急搬送患者統計)
病棟・病院敷地内急変対応
病院敷地内、病棟、検査室で急変や具合の悪い方が発生した際に、先発隊として医師・看護師・救急救命士の3名で救急蘇生バック・ビデオ喉頭鏡・自動胸骨圧迫機・AEDなどを持って駆けつけます。救急救命士は入院患者への対応は出来ませんが、機材をもって駆け付けるなど、可能な限りの協力を行っています。
今後の展望と活動方針
令和5年9月1日に救急救命士メディカルコントロール委員会を立ち上げ、救急救命士が院内で特定医療行為を行えるようマニュアルを作成しました。今後は特定医療行為への院内研修を実施予定です。
また、保有資格を増やし救急救命士だけで自救急の運用率を上げていきます。
現在は少人数ですが組織を大きくし、“救急救命士科”として独立することが目標です。
全ての研修を修了させDAMTへの参加を最終目標としています。派遣先で力を発揮できるような体制作りを行っています。
現在は一時的に臨床工学科へ所属しています。お問い合わせは臨床工学科までお願い致します。
お問い合わせ先
臨床工学科 科長 林 貞治
保有資格
- 救急救命士
- BLS
- JPTEC
- 一般緊急自動車運転技能者課程
- 令和5年度医療機関に所属する救急救命士業務実地修練