専門医療センター

難易度の高いCAS・頸動脈ステント留置術

頸動脈ステント留置術の難関症例①
CAS for Rt-CCA/ICA

68歳の男性。突然左目が見えなくなり、約30分後に回復する。という症状が繰り返し出現するようになった。血管造影では、左内頸動脈起始部に潰瘍を伴う90%狭窄がみられた(A)。
FilterWireを用いたステント留置術を行ったところ残存狭窄0%となり(B)、目の症状も全て消失した。

頸動脈ステント留置術の難関症例①

頸動脈ステント留置術の難関症例②
CAS for Rt-CCA/ICA

86歳の女性。左上下肢の一過性麻痺があり来院時MRIで右大脳半球の脳梗塞を認めた。頸部超音波検査、血管造影で右内頸動脈の重症狭窄を認めたため(A)、FilterWireを使用してステント留置術を施行し、狭窄は解除された(B)。

頸動脈ステント留置術の難関症例②

頸動脈ステント留置術の難関症例③
CAS for Lt-CCA/ICA

87歳の女性、右上下肢の麻痺、運動性失語(相手の言うことは理解できるが、話せない)が出現したため来院。左内頸動脈が90%以上狭窄していた(A)。
神経症状回復後、FilterWire使用下にステント留置術を行い残存狭窄はほぼ消失した(B)。ステント治療後、神経症状の再発なし。

頸動脈ステント留置術の難関症例③

頸動脈ステント留置術の難関症例④
CAS for Rt-CCA/ICA

69歳の女性。狭心症があり心臓のカテーテル治療を目的に来院したが、その際に左内頸動脈から左総頸動脈にかけての長い重症狭窄を指摘された(A)。
冠動脈に対するPCI後、FilterWire下にステント留置術を行い残存狭窄は著しく改善した(B)

頸動脈ステント留置術の難関症例④

頸動脈ステント留置術の難関症例⑤
CAS for Lt-CCA/ICA

90歳の男性。閉塞性動脈硬化症(ASO)治療目的で来院し、バルーン・ステントを用いたカテーテル治療を施行した。その後左上下肢の断続的な麻痺が生じ、血管造影では右内頸動脈に重度狭窄を認めた(A)。
FilterWire使用下にステント留置術を行い残存狭窄はほぼ解除された(B)。治療後、左上肢の麻痺は完全に消失した。

頸動脈ステント留置術の難関症例⑤

個人情報保護の為、年齢・性別・病歴等を若干変更しています。
尚、写真の使用については本人の許可を得ています。