脛骨近位端軟骨芽細胞腫
目次
脛骨近位端軟骨芽細胞腫(増井)
症例 | 11歳、女児 脛骨近位端軟骨芽細胞腫 |
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レントゲン | 脛骨近位骨端部・顆間隆起部に骨破壊性の腫瘍を認める |
MRI | T1low/T2STIRhighを呈し、軟骨性腫瘍が疑われる 脛骨近位骨端部・顆間隆起後方部に膨張性に発育する骨破壊性腫瘍を認める |
術前計画 |
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術直後レントゲン | |
術中・後経過 |
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術後1年レントゲン | β-TCPは吸収され、腫瘍部分はリモデリングされている |
軟骨芽細胞腫 | *骨端部に好発する稀な良性腫瘍 *5-25歳代に多く、男女比は2:1 *多発性は10% *大腿骨、脛骨、上腕骨近位部、手根骨、足根骨に多い *単純X線:骨端に硬化縁を伴う類円形の透亮像 *石灰化:25%程度、小点状の石灰化像 *MRI: T1WI低信号、T2WI低信号〜高信号(軟骨成分を反映)の不均一な信号を示し、嚢胞変性やfluid-fluid levelを認めることもある *不十分な掻爬術では再発することがあり、十分な掻爬を行い、必要に応じて補助療法を併用する |