呼吸器外科

診療概要

診断・治療・診察を一貫して行います

呼吸器内科、腫瘍内科、リハビリテーション科等と連携して、診断から治療、緩和医療まで実施しています。

特に肺癌は、手術で治療が完結するものではなく、手術の前後に抗癌剤や放射線治療が必要になることもあります。また手術後も長期にわたって経過観察が必要となります。病気や治療によってさまざまな症状が出てくることがあります。どのような場合にも責任を持って一貫して診療にあたります。

エビデンスに基づいた治療を行います

信頼性の高い研究結果に基づいた医療を実践しています。治療方針を決める際には、患者さんの希望や社会的背景などを考慮し、最善と思われる方法を相談しながら決定します。治療方針に納得していただけるよう、何度でも丁寧にご説明いたします。セカンドオピニオンも積極的に取り入れていますので、お気軽にお申し出ください。

安全かつ患者さんに優しい治療を心がけています

手術に伴う合併症を0にすることは残念ながらできませんが、いろいろな対策をとることで合併症が起こる確率を減らすことはできます。当科では下記のような取り組みを行っています。

  • 肺機能検査等の結果に応じて、体に負担の少ない治療方法を選択します。
  • 手術前後の呼吸リハビリテーションに力を入れて取り組んでいます。
  • 栄養も合併症を減らす重要な要素ですので、必要に応じて栄養指導も行っています。
  • 近年、口のなかの菌がさまざまな病気を引き起こすことがわかってきました。口腔外科と連携し、手術や抗癌剤治療の前には虫歯や歯周病がないかどうかをチェックし、口腔ケアの指導を行っています。