循環器内科

難易度の高い心臓カテーテル治療

症例 ① 53歳男性

慢性完全閉塞を起こした右冠動脈を特殊な方法でカテーテル治療を施行した一例

治療前

①右冠動脈は完全閉塞しており、同じ側のカテーテルからの治療が不可能であった。
従って反対の左冠動脈からガイドワイヤー(ピアノ線)を通して治療することにした。

治療中

②左冠動脈からガイドワイヤー(ピアノ線)を逆行性に通したところ


治療中

③右冠動脈の閉塞部位をバルーンにより拡張しているところ。

治療後

⑤治療後、閉塞していた右冠動脈は完全に開通。

治療前

⑤右冠動脈は完全閉塞しており、同じ側のカテーテルからの治療が不可能であった。
従って反対の左冠動脈からガイドワイヤー(ピアノ線)を通して治療することにした。

症例 ② 68歳女性

高度の石灰化の為にバルーン治療が無効で、ロータブレーター(ダイヤモンド・ドリル)を用いて、カテーテル治療に成功した一例

治療前

①-a,b,c,d 他院で左冠動脈前下行枝に対してバルーン拡張を行ったが、病変が石のように固いため拡がりきらず、固い血管の壁がはがれて解離してしまった。

治療前

治療前

治療前

治療中

②直径1.25mmのダイヤモンド・ドリルを前進・後退させて石灰化の強い病変をくり抜くように治療しているところ。


治療中

③左冠動脈前下行枝に薬剤溶出性ステントを留置しているところ。

治療後

④-a,b 治療後、左冠動脈前下行枝に全て“狭窄無し”となっている。

治療前

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